ギヲイウナ☆
鹿児島弁に「ぎをいうな」という言葉があります。
意外かもしれませんが、僕はこの鹿児島弁が好きです。

「ぎをいうな」を『文句を言うな』『口答えをするな』と捉えている人が多いと思いますが、僕はそれは誤解だと考えています。

鹿児島には郷中教育というものがあります。
ざっくりいうと、年長者は年下の面倒をよくみて、模範となる態度をとることで皆を率いていくというものです。
それがベースにある鹿児島で、「文句を言うな」「口答えをするな」は合いません。

僕の解釈では「ぎをいうな」は
『様々な立場の人間が皆で意見を出し合い、喧々諤々議論をしその末に決まった事に対して、動き出してから文句を言うな、動け!』
という意味だと考えております。

これは、正に「公共の福祉」だと思います。
公共の福祉とは「Aさんの利益になることは、Bさんにとっては不利益かもしれない。それ調整をしていき、AさんBさんの両方がなんとか納得できるモノを見つけ出す」というモノです。

それを行うために必要なもの。目上の者が積極的に年下の意見を聞く等あると思うのですが、個人的に一番重要な事は「最終形のイメージの共有」だと考えます。

今日、吹上町を活性化するための商工会主催の会議がありまして、それに参加させていただきました。
皆一様に「地域を良くしたい」という想いは同じだと思います。
しかし、「どのような状態になった時に地域が良くなったといえるのか?」
それが皆さん少しずつ違う。

「緑に囲まれている静かな状態」が良い人もいれば、「大きな建物が建って都会の様に賑やかな感じ」が良い人もいる。
この二者がお互いに「良い地域を作りましょう!」と言いながら動いても、上手く進むとは思えません。

だから、まずは何が「良い」状態なのかを共有しなければならないと思います。

そして、それを共有できた状態で手法を議論する。
説得したり、妥協したりを繰り返し、両者がなんとか納得できるアイディアを生み出す。
そうして決まったものを、実現するべく全員で全力で取り組む。

その時に後から文句を言ってはいけない。
それが「ぎをいうな」
それが大切な事だと考えます。
つまり、ちゃんと納得するまで議論を尽くせ!そうやって決まった事には、たとえ当初の思惑と違ったとしても全力で協力し取り組め!
ということ。
それが「ぎをいうな」
JUGEMテーマ:社会福祉
一人一人の福祉☆

2泊3日の強行スケジュールでしたが仙台での会議を終え、南三陸と福島県浪江町に行く事ができました。
会議では復興に関する様々な取り組みを明るく楽しくPR&共有するイベントの開催に向けて、様々なアイディアを東北三県+大阪で精力的に活動されている団体の代表の方々と話し合いました。

南三陸は本当に強行スケジュールだったので、実質10分程度しか滞在出来なかったのですが、鹿児島ではなかなか感じる事の出来ないモノを直に感じる事ができました。

最終日の本日。当初の予定には無かったのですが、前日の会議で同席した川村 博さんの施設に伺わせてもらえる事になりました。
福島県浪江町。福島第一原発から10キロも離れていない場所で、今年の4月から農業を再開した特定非営利活動法人 Jinの代表が川村さんです。

川村さんの農園を訪れて、ただただ驚きました。
約1ヘクタールの立派な農園。とても今年の4月から取り組んだものとは思えない程、全てがしっかりしていました。
最初は本当に荒れ果てた土地だったそうです。
トマト、キュウリ、カボチャ、ジャガイモ、サツマイモ、里芋、ジネンジョ、ブドウ、などなど。20種類近くの野菜・果物の栽培。プラス鶏も飼育されていました。(あと可愛いウサギも)
無農薬、無肥料で作られた野菜は、当然の事ですが放射能の心配はありません(県、町がその安全性を認めています)。
実際にキュウリとトマトを食べさせていただきましたが、非常に美味しかったです☆(できればキュウリは塩かマヨネーズが欲しかったですが…)

まだ、瓦礫も残ったままのところもある浪江町で、この農園の存在は非常に大きなものになると感じました。

農園を再開した時には様々なクレームの電話をいただいたという話を伺いました。
浪江町で働ける、農業が出来るなんて事が分かったら、保証金がもらえなくなるのではないか?余計な事はするな。と。
原発の保証は一人につき月10万円(プラス給料分の保証金)。川村さんの知り合いの9人家族の家はそれだけで年収が1,000万円を超えるらしく、震災前よりも遥かに豊かな暮らしが送れているのだとか。さらに健康保険も税金も払わないで良い。
もし、働いたら収入は減る上に所得税も払わなければならない。もちろん健康保険料もかかる。
そんな状況では働かない方が利口であると考えるのは当然の事かもしれません。

しかし、川村さんの施設で働く女性はこう言いました。
「もし東電の保証金が100%東電から出るのであれば、私達も積極的に保証金を請求しに行くかもしれない。しかし、そのお金が国の税金から出るのであれば、それは私達の子供達に負担を強いるだけのモノです。そんな事はしたくない。そして、保証金で豊かな生活が送れるせいでダメになった大人達が沢山います。働く気力が湧かず、昼間から酒を飲み、パチンコに通う。当然家庭の雰囲気は悪くなる。そんな姿を子供に見せてはいけないのです。大人は汗水流して精一杯働かなくてはならない。生きなければならない。懸命に生きる姿を子供達に見せなければならない。もう震災のせいじゃないのです。
そして、何よりも私はこの景色が好きなのです。この場所で野菜を作り、それを食べて生きていきたい。」
と。

福島で食料を作る事に否定的な人もいるかもしれません。
そんな汚染された土地で食料なんて作らないでくれ。と、
大して調べもせずイメージだけでそう語るのも仕方ないかもしれません。
それとは別に、子供を持つ母親の気持ちも理解しなければなりません。

しかし、この農園の線量はなんと避難先の場所の線量よりも低い数値なのです。
その土地を自分たちの手でしっかりと除染し(もちろんその後の検査は公的機関が行います)、
自分たちがちゃんと食べる事が出来るものを、誇りをもって作る。

僕は川村さん達の行為は正しい事だと思います。素晴らしい事だと思います。
現在は福島県が福島県農業の復興の最前線の象徴として応援してくれているそうです☆

まっとうに生きる人間が損をし、上手くやれる人間が得をする。そんな社会は間違っている。
この国には素晴らしい人間が沢山暮らしています。
メディアが伝える程酷い国ではありません。
国をつくるのは私達国民です。
素晴らしい人が増えれば、自ずと国は輝きます。

「これが僕の自信作!是非食べてみてよ」
そう言ってトマトを差し出す川村さんの顔は輝いていました。

福祉とは「幸せ」や「豊かさ」という意味です。
それは特別なものでなく、誰もが求めるモノであり、
様々なカタチがあるのだと思います。

僕は情熱家ですが、同時に福祉の専門家です。
飲食店さんも、農家の方々も、クリーニング屋さんも、美容師さんも、ガソリンスタンドさんも、
人の暮らしを豊かにする為に、幸せにする為に働いているのだから
それはみんな福祉の専門家です。

「自らの暮らしを豊かにする為に、他人の暮らしを豊かにする」
そういう生き方を誰もが出来る国を私達の手で創っていきたい。
創っていきましょう!

今回、東北に来れて、この想いをさらに強いものに出来た事を非常にありがたく思います。
また年内に2〜3回は仙台に行く事になりそうですが、
3年後、川村さんの畑のブドウがなる頃にもまた福島に足を運びたいです。

今回、若輩者の僕をアドバイザーとして呼んでいただいたCLCさんに感謝いたします。
イベント、大いに盛り上げていきましょう!!!

でも、ギャラは多い方が嬉しいです☆
JUGEMテーマ:日記・一般


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